休職はだれもがしたくてするものではありません。体調が悪化し、どうしても仕事を続けていけないといった状況で休職する人がほとんどだと思います。突然会社に行けなくなって休職という方も珍しくありません。そんな時に困るのが引き継ぎです。休職する側も、見送る会社側も、引き継ぎの悩みがあります。今日はそんな引き継ぎについて、スムーズに引き継ぎを行う解決方法などを解説します。
休職までの流れ
休職するまでには様々な手続きがありますが、通常は上司や人事に休職の連絡→医師の診断書をもらう→休職といった形になります。詳しい手続きについては、就業規則にありますので、そちらに従うようにします。また、体調不良で手続きができないという場合は、体調最優先で動くようにします。
引き継ぎはできたらする
まず大前提として、引き継ぎはできたらするというレベルにしておきましょう。休職している、または休職寸前なのに這って会社にいって引き継ぎをするのはNGです。また会社側も、あくまでも引き継ぎは休職者の余裕をみて行うようにしましょう。
引き継ぎをスムーズに済ませるには
では、引き継ぎをスムーズに済ませるにはどうしたらいいのでしょうか。
就業規則に定めておく
休職は誰にでも起こりうることです。そのため、休職した場合の引継ぎ手順を就業規則に定めておくといいでしょう。休職時に引継ぎがされない場合、困るのは引継ぎを受ける側です。そんな時に定まった方法があれば混乱は最小限に収められます。
予防の観点をもつ
休職するタイミングは、本人の体調のためにコントロールできません。しかし日頃からストレスチェックなどを行っていれば、高ストレス状態にある従業員をある程度予測することは出来ます。また自分自身のストレスも把握しておき、調子が悪い場合は報告するなど、予防の観点を大事にしましょう。
仕事を属人的にしない
仕事を属人的にしないというのも休職の引継ぎをスムーズにするための重要なポイントです。その人しか出来ないという状態にしておくと、誰かが休職した時に対応しようがありません。そのため、仕事を人に任せるのではなく、手順によって誰もが出来るようにしておくと、スムーズに進むようになります。
いつでも休職・退職できるように、引き継ぎしなくても問題ないくらい属人化は減らしておきたい。「誰でもできるけど、自分がやれば早い」くらいの状況が理想。
— 神速 (@sinsoku_listy) May 6, 2022
引き継ぎでつぶれた会社はない
これから休職する人、また突然休職したという人や、引き継いだ人も、満足な引き継ぎがなく、焦ってしまっていたり、大変な状況かもしれません。ただ、引き継ぎによって会社がつぶれたというのは聞いたことがありません。なんとなかるの精神で、まずは自分を大事にしていきましょう。
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